ブログでも何度か紹介させていただいてますが、自宅のインターネット回線は「NURO光」です。
![](https://mimi-blog.com/wp-content/uploads/2024/08/nuro-optical-aicatch-300x158.png)
その為、自宅のインターネットのゲートウェイには、NURO光からレンタルしているルーター「F660A」が設置されています。※右側はIP電話用アダプター
![](https://mimi-blog.com/wp-content/uploads/2025/02/nuro-f660a.png)
NURO光のIPv6対応
NURO光回線は、「デュアルスタック方式※」を採用しているので、IPv6アドレスとIPv4アドレス両方を持ち、両方のプロトコルで通信する事が可能になっています。
※去年からNURO光を開通すると、強制的に「MAP-E接続方式」になっているようです。
MAP-E接続方式では、IPv4通信に制限がかかりますので、ご注意ください。
以前、NURO光MAP-E接続についても、記事を書いておりますので、よろしければご覧ください。
![](https://mimi-blog.com/wp-content/uploads/2024/10/nuro-vpn-map-e-aicatch-300x158.png)
その「デュアルスタック方式」の仕組みを実現させているのが、我が家のNURO光レンタルルーター「F660A」です。
この「F660A」で、NURO光回線に接続する設定については、ユーザー側で何も設定する必要はなく、NURO光回線開通時に、業者に接続いただいた時から、何も変更していません。
現在のインターフェイスステータスを確認してみると、以下になっている事が分かります。
- IPv4アドレスにグローバルアドレスが表示されている
- IPv4ゲートウェイアドレスが表示されている
- IPv6アドレスは、「IPv6プレフィックスアドレス」が表示されている
- IPv6 DNSアドレスが表示されている
![](https://mimi-blog.com/wp-content/uploads/2025/02/nuro-f660a-wan-status.png)
IPv4アドレスは、グローバルアドレスが表示されているので、自宅の端末は、NAPT(マスカレード)の仕組みを利用して、このグローバルアドレスを使用して、インターネット上のサーバーにアクセスしている事が分かります。
しかし、分からないのは、「IPv6プレフィックスアドレス」です。
「IPv6プレフィックスアドレス」とは
「プレフィックスアドレス」を調べてみると、
「プレフィックスアドレス」とは、ネットワークアドレスの事を指している事が分かります。
JPNIC-アドレスプレフィックスとは-
ですので、「IPv6プレフィックスアドレス」=「IPv6のネットワークアドレス」
F660Aのインターフェース上でわかる事は、プロバイダーからは、ipv4アドレスのように、ホストアドレスまで含む、フルアドレスではなく、「IPv6ネットワークアドレス」まで通知されている事が分かります。
IPv6ホストアドレスは?
では、F660AのIPv6ホストアドレスは?はどうなるかというと。
IPv6アドレスは、ホスト側で勝手に付ける仕様のようです。
さらに、IPv6 DNSアドレスは取得していますので、この仕組みは「ステートレスDHCPv6」という仕組みのようです。
日経XTECH
F660Aに割り当てられているIPv6アドレス自体は、管理画面から確認が出来ませんでした。
但し、F660A配下のWindows10PCから、ipconfigコマンドで確認すると、ipv6DNSアドレスにF660Aのアドレスと思われるアドレスが表示されています。
恐らく、F660AはDNSリカーシブ機能で、クライアントからのipv6DNS要求を代理応答していると考えられます。
![](https://mimi-blog.com/wp-content/uploads/2025/02/nuro-hikari-dns-1.png)
IPv6のサブネットマスクについて
さらに、ルーターとクラインとのIPv6アドレス設定値を見ていて気が付いた事が・・
- NURO光ルーター「F660A」のIPv6サブネットは 56ビット
- クライアントPC(Windows10)のIPv6サブネットは 64ビット
これは、うちが、ひかり電話契約をしている為で、ひかり電話契約の場合、
・ プロバイダエッジとIPv6ルーター(F660A)間は「DHCPv6-PD」方式で接続
・ IPv6ルーター(F660A)とクライアントPC(Windows10)間は「RA」方式で接続
となる事がわかります。
イメージとしては、以下参考資料赤枠の構成と同じになります。
Japan Network Information Center
うちの「F660A」にも、ルーター広告(IPv6)設定箇所がありますので、配下の端末へIPv6アドレスを64ビットマスクで、再配布しているものと思います。
![](https://mimi-blog.com/wp-content/uploads/2025/02/image-2.png)
以上、少しになりますが、自宅NURO光周りのIPv6アドレス事情を調べてみました。
IPv6については、まだまだ分からない事ばかりなので、少しづつ、調べながら投稿していきたいと思います!
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