Windows 11のユーザーアカウントの違い!!選択フローをご紹介

前回、「Windows11でローカルアカウントを使用する方法」をご紹介しました

今回は、Windows11で使用可能な、ユーザーアカウントの種類についてご紹介したいと思います。

Windows11では、ローカルアカウント以外、色々なタイプの「ユーザーアカウント」も使用可能です。

Windows11で「ユーザーアカウント」を作成するのは

新しくPCを購入して電源を入れると、Windowsの初期セットアップウィザードが起動します。
そこでまず、初期セットアップウィザードで、ユーザーアカウントの指定が必須!

その為、新しくPCを購入したら、あらかじめ、使用するユーザーアカウントを決めておく必要があります。
ユーザーアカウントは、名前だけでなく、種類を決める事も重要!!

但し、使用するアカウント種類によって、連携可能なアプリケーションが変わります。
その為、使用するアカウントの選択は、慎重に決めなくてはなりません。

もし、セットアップ終了後、再度アカウントを変更する場合は、再セットアップが必要になりますので、ご注意ください。

目次

ユーザーアカウントの種類

Windows11で使用可能なユーザーアカウントは、約4種類あります。

以下に、それぞれのユーザーアカウントの主な特徴と、どんな時に使用されるかを記載しています。
ちなみに、既定のユーザーアカウントは、Windows11から「Microsoftアカウント」です。

ローカルアカウント

特徴

  • ローカルのコンピューター上に作成され、このコンピューターだけのアカウント
  • Windows7以前から使用されていて、Windowsのユーザーアカウントと言えばこのアカウントの事だった
  • インターネット接続不要
  • MS(マイクロソフト) クラウドアプリケーション(ストアアプリやM365など)との連携はない

使用されるケース

  • ワークグループ環境(AD環境ではない)
  • MSクラウドアプリケーション(ストアアプリやM365など)との連携不要
  • インターネット接続環境がない
  • 今まで「ローカルアカウント」を使っていて、使用感を変えたくない

Microsoftアカウント※既定

特徴

  • Windows11では既定のユーザーアカウント
  • クラウド上に作成されるユーザーアカウント(主にコンシューマー向け
  • インターネット接続必須
  • MSクラウドアプリケーション(ストアアプリやOfficeアプリなど)との連携

使用されるケース

  • ワークグループ環境(AD環境ではない)
  • MSクラウドアプリケーション使用時、シングルサインオンで使用したい
  • 複数のデバイスでMSクラウドアプリケーション設定を同期したい

Entra IDアカウント(旧:Azure ADアカウント)

2023年10月より、「Azure Active Directory」が「Entra ID」に改名されました

特徴

  • クラウド上に作成されるユーザーアカウント(主に企業向け
  • Entra ID上にアカウントが作成され、管理されます
  • インターネット接続必須
  • MSクラウドアプリケーション(ストアアプリやMicrosoft365など)との連携

使用されるケース

  • 企業でMicrosoft365で使用されている環境

Active Directoryアカウント

特徴

  • Active Directory(オンプレ)環境で利用され、ユーザーはドメインコントローラーサーバーで管理
  • MS(マイクロソフト) クラウドアプリケーション(ストアアプリやM365など)との連携はない
  • 社内で、権限やポリシーを決める事が出来る

使用されるケース

  • 企業でActive Directory環境を使用
  • Active DirectoryアカウントとEntra IDアカウントの連携はされていない

ユーザーアカウント選択フロー

ざっくりとですが、ユーザーアカウントの選択を、フロー図にしてみました

flowchart TD; id1[アカウント選択]-->id2{Active Directory環境}; id2{Active Directory環境}--NO--->id3{Microsoft365利用}; id2{Active Directory環境}--YES--->id4{Microsoft365利用}; id3{Microsoft365利用}--NO--->id5{複数デバイスと連携したい}; id4{Microsoft365利用}--連携--->id6[Entra idアカウント]; id4{Microsoft365利用}--NO-->id7[Active Directoryアカウント]; id5{複数デバイスと連携したい}--NO-->id8[ローカルアカウント]; id5{複数デバイスと連携したい}--YES--->id9[Microsoftアカウント];

Windows11新規PCセットアップ時の、ユーザーアカウント選定の参考にしていただければ幸いです

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