Windows 11を使っていると、気づかないうちにCドライブの空き容量が少なくなってしまうことがあります。
特に、最近のノートPCはSSDを使用しているものも多く、SSD搭載PCは元々のストレージ容量が少ない事から、Cドライブ容量不足が発生し、Microsoft Updateを実施の妨げになることもあります。
そこで今回は、削除可能なファイルやフォルダを紹介し、Cドライブの空き容量を確保する方法を紹介します!
1. 「一時ファイル」「キャッシュファイル」を削除する
Windowsには、一時的に保存されるファイルが数多くあります。これらを削除することで、簡単に数GBの空き容量を確保できます。
最も簡単に容量を確保する方法は、WindowsOSがもっている機能を使う事です。
① 一括で「一時ファイル」「キャッシュファイル」を削除する方法
「設定」→「システム」→「ストレージ」→「一時ファイル」を開きます

削除したい項目(例:「一時ファイル」「ダウンロードされたプログラムファイル」など)を選択し、「ファイルの削除をクリックします

以上で「一時ファイル」の削除は完了です。
これでも、Cドライブの容量不足が解消されない場合は、一時的に保存されているファイルや、キャッシュファイルを見つけて、手動で消していきます。
② 手動で「一時ファイル」「キャッシュファイル」を削除する方法
「一時ファイル」や「キャッシュファイル」が保存されているフォルダは、隠しファイルとなっている場合が多い為、一時的に隠しファイルを表示させます。
【隠しファイルを表示する方法】
エクスプローラーを開き、「表示」-「表示」-「隠しファイル」にチェックを入れます。

以下、フォルダー内のファイルを削除します。
■ windowsのエラー報告ファイル
C:\ProgramData\Microsoft\Windows\WER\ReportQueue\
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Windows\WER\ReportQueue\
■ アプリケーションで例外エラーが発生した際のダンプファイル
C:\WERDUMP
■ windows updateのキャッシュ
C:\Windows\SoftwareDistribution\Download\
■ 一時ファイル
C:\windows\temp\
C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp
C:\Windows\logs\CBS\CbsPersist_xxxxxxxxxxx.log ※
C:\Windows\logs\CBS\CbsPersist_xxxxxxxxxxx.cab ※
※ファイル名のxxxxxxxxxxxは、年月日と時間を表す数字列です。
例:CbsPersist_20250303205615.cab
■ WinSxSフォルダ
※手動削除不可のため、タスクスケジューラを使ってクリーンアップします。
「コントロールパネル」-「Windowsツール」-「タスクスケジューラ」をクリックします

タスクスケジューラが開いたら、「Microsoft」-「Windows」-「Servicing」-「StartCompornetCleanup」を選択したら、「実行」をクリックします。

以上で完了です。
再度、隠しファイルのチェックは外して、隠しファイルは見えなくなるようにします。
2. 「Windows.old」フォルダを削除する
Windowsのアップグレード後に残る「Windows.old」フォルダには、古いシステムデータが保存されています。アップグレード後問題なく動作していれば削除可能です。
① 削除方法
- 「設定」→「システム」→「ストレージ」→「一時ファイル」を開きます
- 「以前のバージョンのWindowsチェック」ボックスを選択し、「ファイルの削除」を選択します。
⚠ 注意:このフォルダを削除すると、前のバージョンに戻せなくなります。問題がないことを確認してから削除しましょう!
3. ダウンロードフォルダを整理する
「ダウンロード」フォルダには、不要なファイルが大量に溜まっていることがよくあります。特に、大きなインストーラーやZIPファイルは削除するだけでかなりの空き容量を確保できます。
① 削除前のポイント
- 必要なファイルがないか確認する
- 使わないソフトのインストーラーは削除する
4. 不要なアプリ・プログラムをアンインストール
使っていないアプリやソフトウェアがCドライブを圧迫している可能性があります。
① 削除方法
- 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開く
- 不要なアプリを選択し、「アンインストール」をクリック
特に、大容量のゲームや動画編集ソフトなどを削除すると、かなりの容量が確保できます!
まとめ
Cドライブの容量を確保するために、以下の方法を試しましょう!
✅ 「一時ファイル」「キャッシュファイル」を削除する
✅ 「Windows.old」フォルダを削除する
✅ ダウンロードフォルダを整理する
✅ 使っていないアプリ・プログラムを削除する
これらを定期的に実施すれば、Cドライブの容量不足を防ぐことができます。ぜひご参考にしてください!
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