自宅Wi-Fiが繋がっているのに遅い!考えられる原因と対処方法

「Wi-Fiは繋がっているのに、なぜかインターネットの速度が遅い…」こんな経験はありませんでしょうか?
動画が止まる、ウェブページの読み込みが遅い、など、発生すると非常に困ります!

似た現象で、「Wi-Fiが繋がらない」という不具合事象もあります。両方まとめて、

ネットが繋がらない
と言われる事があります。ただし、

「ネットが繋がらない」には、以下2つのタイプがあります
 ・Wi-Fiに繋がらない
 ・Wi-Fiは繋がっているが遅い

では大きな違いがあります。

「Wi-Fiが繋がらない」とは

「Wi-Fiが繋がらない」という問題は、赤枠で囲われている、PC⇔AP間の問題です。
このケースは、問題の対象範囲が狭い為、比較的問題は早く解決できる傾向があります。

「Wi-Fiが繋がっているが遅い」とは

対して、「Wi-Fiが繋がっているが遅い」という場合は、原因の範囲が一気に広がります。ネットワーク全体が範囲と考えられます。

考えられる原因

  • PC⇔AP間の問題
  • AP⇔スイッチ間の問題
  • Switch⇔Router間の問題
  • Router⇔Internet間の問題

上記の理由から、「Wi-Fiが繋がっているが遅い」というのは、非常にやっかいな問題だという事がわかるかと思います。

本記事では、自宅Wi-Fiが遅くなる良くある原因と、その対処方法を詳しく解説します。

目次

Wi-Fiが遅くなるよくある原因

1.Wi-Fiの電波が弱い

これは、自宅などでは良くある事で、アクセスポイント設置位置から、端末までの間に、壁や家具に遮られると電波が弱まり、通信速度が低下するという現象です。

但し、この状態は、発生有無の判別がしやすく、電波計測ツールで測定すれば、電波強度で判別が可能です。
一般的には、電波計測ツールで、-60dbm以上であれば電波状態は良好と言われています。

2.使用周波数帯が混雑している。または干渉している

2.4GHz帯は他の家電(電子レンジなど)と干渉しやすく5GHz帯の方が干渉しにくく快適である場合が多いです。

3.低速なデバイスがWi-Fiに接続している

これは、中々気づかないケースが多いのですが、古い機器をWi-Fiに接続すると、低速でつながる場合があります。その場合、同じWi-Fiに接続する他の機器も、引っ張られるように低速で接続になる場合があります。

4.アクセスポイントやルーターやスイッチの問題

使用している機器が古い為、最新の高速通信規格に対応しておらず、ボトルネックになっている場合があります。

5.プロバイダーや回線の問題

プロバイダーや回線の混雑により、時間帯で速度が落ちるなどの現象が発生する場合があります。

効果的な対処方法

1.「Wi-Fiの電波が弱い」場合

・ルーターの位置を電波の通りやすい位置に変える。家の中心・高い位置が良い。
・アクセスポイントの設定で、電波強度を強める(下の絵はAironet3800の送信電波設定
・物理的にアクセスポイントを追加する。または、中継機を追加する

2.「使用周波数帯が混雑している。または干渉している」場合

2.4GHz帯の電波を停止。5GHz帯の電波のみにする。(下の絵はAironet3800の2.4GHz停止設定)
・チャネル幅を160/80MHzから20MHzへ狭める(下の絵はAironet3800のチャネル幅設定)

3.「低速なデバイスがWi-Fiに接続している」

・低速な端末を見つけてWi-Fiを切断する
・アクセスポイント接続時の通信速度の下限を上げる(下の絵はAironet3800のデータレート設定)
※昔のWi-Fi規格の速度、11Mbpsより上げる

4.アクセスポイントやルーターやスイッチの問題

・最新の高速通信規格に対応した機器に買い替える。

5.プロバイダーや回線の問題

・プロバイダーや回線ベンダーへ調査依頼、もしくは変更を検討する。

原因の可能性のある個所は多岐に渡りますので、1箇所づつ確認しながら、切り分けていく必要がいあります。

Wi-Fiの遅さに悩んでいる方は、まず原因を特定し、適切な対策を試してみてください。快適なネット環境を手に入れましょう!

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