現在、自宅で使用するデータで、色々な端末で利用するデータに関しては、「Google Drive」か「One Drive」に保存しています。
ただし、無料サービスを利用しているので、大きなデータ、特に「写真」「動画」などを保存してしまうと、すぐにいっぱいになってしまう為、頻繁に削除しながらの使用です。
クラウドサービス無料で使用可能容量
- 「Google Drive」:15GB
- 「One Drive」:5GB
そんな中、ネットで情報収集をしていると、データ保存であれば、家庭向けNASが良いらしい。
最近のNASは機能が豊富!!
リモートで接続する事も安全で簡単!
以前のNASといえば、データ保存するだけのHDDで、とにかく遅くて使いにくいという印象でした。
ただし、最近のNASは、アプリケーションをクラウドからインストールして、拡張可能なようです。
一度使ってみないとわからないので、まず使ってみよう!
という事で、価格の比較的安い、家庭向けNASを購入することにしました。
どのメーカーにするかですが、ネットで見ている限り「Synology」 が良さそう。
Synologyは、台湾のメーカーで、日本での実績も豊富。
また、機能が豊富ですし、ネットで調べる限り、評価も高いです。
Synology DS120jを購入する
購入を検討した機種ですが、最初は「DS220+」を考えていました。
「DS220+」は、家庭向けではなく、企業向け分類の機種で、敷居が高いのは重々承知しているのですが、機能を見ていると、やはり、企業向けの方が魅力的です。
特に、
- 複数台HDDでRAIDが組める
- 対象のアプリケーションが、家庭用モデルに比べ多い
ただし高いです
ちょっと手が出ない。。本体だけで5万円くらいします
中古でも良いかなと思い、「ヤフオク」や「メルカリ」も探しましたが、安く良いものは見つかりませんでした。
Synology NASは、値段が落ちない感じです。
そこで、ちょっと妥協して、購入する機種を変更する事にしました。
- 個人利用なので「RAIDはいらない」
- クライアントのバックアップアプリ機能は欲しかったけど我慢
その結果「DS120j」にする事に、家庭向けの機種です。
この機種であれば、本体だけで2万円以下で買えます(HDDは含まれません)。
Synologyは、本体だけの販売の為、HDDを別途購入する必要があります。
HDD購入する為、互換性リストを確認します。
引用元:Synology製品互換リスト
価格と容量を検討した結果、「Seagate Ironwolf 4TB」を選定
早速、Amazonで「DS120j本体」と「HDD4TB」を注文しました!
「Synology DS120j」セットアップ
Amazon Primeに入っていますので、配送はとにかく早い。
最短で、今日の今日で届く、すごい事!!
本体は当日に届いたのですが、HDDがどうしても翌日になってしまいました。本体だけでは何もできないので、HDDの到着を待ちます。
HDDは、注文した翌日には手元に届きました。
合計約3万円でした。
決して安くはないですが、やはり良いものは安くないということです。
まずは、本体を開けて、HDDを装着します。
ケースを閉じて、ねじで止めれば完了です。
組み立ては、非常に簡単です。
電源ケーブル、LANケーブルを挿入して、電源ONします。
あとは、ネットワーク上のPCから「Synology Assistant」で探します。
見つかったら、Webでアクセスすると、セットアップウィザードが動きます。
DSM(OS)がインストールされて、初期設定が完了すると、DSMにログインができるようになりました。
これで、設置は完了です。
1年間使ってみた感想
「Syology DS120j」を自宅で使用するようになってから、約1年程使用してみた感想を書きたいと思います。
その前に、使用状況を説明します。
DS120jの使用用途としては、主に、写真データの保存です。
写真データと動画データを合わせて、2TBくらい使用しています。
DS120jは、HDD1本しか詰めない為、冗長機能がありません(仕様です)。
当たり前ですが、唯一積んでいるHDD1本が壊れたら、データは全て消失してしまいます。
その為、現在は、外付けHDDを購入、本体とUSB接続して、定期バックアップを取得しています。
また、使用している中で、かなりアプリも追加しました。
DS120jを、1年間使ってみての感想ですが、
とにかく、遅い!!
何が遅いかと言いますと・・
- DSM画面の応答が遅い(開くまで、操作の応答など)
- データ転送速度が遅い
- Photoアプリ上での写真データ表示が遅い 等々
アプリを入れすぎているのかもしれませんが、ちょっと遅すぎる気がします。
遅い原因としては、恐らく「CPU」の性能だと思っています。
DS120jに載っている、このCPUを替えたい。無理ですけど。
Marvell A3720 デュアルコア 800MHz
正直「DS120j」は全くお勧めしません。買うのであれば、もう1つ以上上位機種が良いです。
だだ、文句を言っていてもしょうがないので、どうにか、使いやすいようにします。
「Antivirus Essential 」を無効にする
結論は、「Antivirus Essential」を無効にする事で、少し改善しました。
試しに、5GBのファイルを、DS120jにPCからコピーすると、以下のような結果です。
設定 | 転送時間 | スループット |
Antivirus Essential有効 | 4分23秒 | 155Mbps |
Antivirus Essential無効 | 3分15秒 | 210Mbps |
DSM画面の応答も、反応が良くなりましたし、スマホからのPhotoアプリの画像表示も改善が見られました。
このモデル(DS120j)では、「Antivirus Essential」を使用する事は難しいかもしれませんね。
Synologyの持っている機能はすごく良くて、正直、長く使いたいと思ってます。出来れば、もっと快適に使いたいので、近々上位機種に変えようと考えてます。
また、購入した時は報告させていただきます。
以上になります。
コメント